今住んでる家を壊して、新築する事
を建て替えると言います。
土地を購入しなくて良い分、
家にお金をかける事が出来ますね。
実際、大手ハウスメーカーさんで、
坪単価が高い会社さんは土地から探す
お客様より建て替えのお客様を
ターゲットにする会社さんも多いです。
でも、建築費以外にも色々な費用が
かかりますので、予算オーバーに
ならないようにご紹介します。
地域によっても金額は変わりますので、
一つの目安としてご参考にして下さい!
この記事を読むと、金額の目安がわかり、
高い金額を支払うリスクを減らせます
ので、是非最後まで読んで下さいね!!
1.建て替え時にかかる費用『解体工事費』
建て替える時には今まで住んでいた
家を壊して更地にする『解体工事』が
必要になります。
立地や近隣の距離によっても『養生費』等の
仮設費や解体の手間・時間が変わりますので
金額は変わりますが、木造の解体費の目安は
約3万円前後となります。
30坪の家を解体するのにおよそ90万円、
税込み100万円というのが目安です。
(地域性も考慮し±20%前後を参考に)
解体工事も依頼する会社によって金額差が
出ますので、数社見積もっても良いと
思います。
高い所に頼みたくないという気持ちは
わかりますが、あまり安すぎる会社も
気を付けないといけません。
早く壊す為に雑に壊したり、分別しない、
最悪は山に捨てる等、法律違反をする
会社の可能性もありますので、
お客様が直接依頼する際には、必ず、
マニフェスト伝票(産業廃棄物)をもらい、
どこで処分したかも確認しましょう。
依頼した会社が産業廃棄物処理違反をした
場合、依頼した個人にも刑事責任を
問われる事がありますので、
信用できる建築会社に依頼するか
紹介してもらう事をお勧めします。
ちなみに先ほどの解体費用の例ですが、
解体物件に特殊杭がある、
物件の構造が鉄骨や鉄筋コンクリート造
である、道路が狭い等立地的な事で
金額が跳ね上がるケースもあります。
解体工事のコストを抑えるコツは
①建築会社任せにしない事。
②1社だけで見積もりをしない事。
これだけでコストを落とす事が
出来ますので、下記比較サイトも
利用してみてくださいね!
2.建て替え時にかかる費用『引っ越し費用』
建て替えの際、一旦仮住まいに引っ越す事に
なります。その際に引っ越し費用が必要です。
建て替えですので、行きと帰り、2回の
お引越しが必要ですね!
引っ越し費用は時期によって金額が
全く違いますので、引っ越しシーズンを
避けて計画する事がお勧めです。
一般的に、引越し業界の繁忙期と
呼ばれるのは3月~4月上旬。
入学や就職、転勤、異動などに伴い
引越し件数が多くなる季節です。
特に3月中旬頃からはピークを迎え、
引越し需要が急増。この時期は、
金額が閑散時と比較しても3倍とか5倍
とかになる可能性もあり、更に
希望の日時が通りづらくなります。
一方で、引越し費用が安くなるのは、
「閑散期」と呼ばれる5月~2月です。
中でも、最安値になるのは11月頃です。
解体から完成まで約6か月と考えますと、
6月頃仮住まいに引っ越しして、
11月頃に新居に入居すると
引っ越し費用は最安になります。
【引っ越し費用節約術】
①繁忙期を避けたスケジュールにする
②土日祝を避け、平日に引っ越す
③朝一ではなくでもいいと言う(2番目)
④必ず数社見積もり、比較検討する
⑤行きの段ボールは使うもの以外は開けない
これだけで数十万円の引っ越し代を
節約できると思います!!
是非、実践してくださいね!!
3.建て替え時にかかる費用『仮住まい費用』
意外と苦労するのが『仮住まい』探し、
これは新築をする建設会社さんに
お願いした方が良いです。
その際にしっかり交渉して欲しいのが、
①礼金が無い所を選んでもらう
②違約金を免除してもらう交渉
です。
①敷金は返金される可能性が高いのですが、
礼金は返金されませんので、短期間の
仮住まいで礼金が発生するのはかなり
もったいないですね。
また、②の違約金も通常は1年以内に退去
した場合、違約金1か月というのが
一般的ですが、こちらも仮住まいですので
(時期も考え)交渉をお願いしましょう。
交渉のコツとして、さっきの引っ越しの時
と同じく、時期をずらす事です。
入居が決まりやすい時期2月~4月上旬を
避ける事ですね。
6月入居の11月退去くらいが交渉しやすい
ですね!!
4.建て替え時にかかる費用『測量費用』
家を建て替える際に境界の確認をして
配置を決めていきますが、境界が無い場合
には境界の復元を行って行きます。
その際、確定測量図がある場合は、
土地家屋調査士さんに依頼して境界杭を
復元して頂くのですが、復元だけであれば
1ポイント数千円で行ってくれます。
ただ、測量図が無いとか、境界が不明とかの
場合は、隣地の方や前面道路の所有者との
立会いや確定測量図を作る仕事が出てきます
ので、土地の広さや形状によって違いはある
ものの、おおよそ30万円~50万円の費用が
かかる事もあります。
費用はかかりますが、いつかは行いたい事
ですので、建て替えの際に正式に測量を
するケースが多いです。
5.建て替え時にかかる費用『水道引込工事費』
建て替え時に必要になる可能性があるのが
水道の引き込み工事です。
「えっ水道は元々来てるから、大丈夫よ」
って言われる方も多いと思いますが、
昔の敷地に引き込まれている水道管は13㎜
という管が多いです。
市町村によって何ミリで何か所までという
決まりが違いますが、今の家は2階にも
トイレや手洗い等があったりして、
13㎜では足りないというケースも多いと
思います。
その場合は前面道路から20㎜の水道管を
引き込みなおす必要がありますので、
その分の費用を把握しておく必要が
あります。
工事費の目安は前面道路が何なのか
道路のどのあたりに本管があるのかで
大きく変わってきますが、一般的な6m
程度の私道でしたら30万円~50万円程度
ではないでしょうか?
(国道とかだったら結構高くなりますよ!)
6.建て替え時にかかる費用『特殊基礎工事』
建て替えに限った事ではありませんが、
解体後、家を建てる前に地盤調査を行い、
安定した強固な地盤かどうかを判定します。
木造の場合で地耐力3t/㎡以下の場合は
何らかの特殊基礎工事が必要となり、
それなりの費用がかかります。
また、地耐力は出てても、海の近くで
土質が「砂質」の場合には液状化現象の
可能性まで確認して杭工事を検討する
必要があると言えます。
杭工事の費用に関しては以前のブログにも
記載しておりますので、参考にして
頂けたらと思います。
7.建て替え時にかかる費用『その他』
その他、想定される費用としては
①地上げ費用
今の地盤面より地盤を上げたい場合に
どれくらい上げるかによってブロック
工事費や造成費がかかります。
造成時は最終的な地面の高さを考えて
土量計算をする事が大切です。
造成して盛り土をした後に、
外構工事で駐車場を掘った土を捨てる
ようなもったいない計画だけは
しないようにする事です。
②ご近隣挨拶費用
金額的には大した金額ではありませんが、
ご近隣挨拶はしっかり行った方が良いと
思います。何故なら、後々数年に渡って
「あそこの人、挨拶も来なかったよね~」
と近所の方から言われちゃいます。
言われるからという訳でもありませんが、
一生お付き合いするご近所さんですので、
ご挨拶は必須かなと思います。
何軒回るかは考えないといけませんが、
金額的には1,000円程度、
20軒回っても2万円程度です。
ありきたりなタオルも悪くはありませんが、
ご近隣さんが喜ばれるものを考えてみては
いかがでしょうか?
ちなみに私は引っ越しが夏だったので、
木箱入りの美味しそうなそうめんに
しましたよ!!
③家屋滅失登記費用・抵当権抹消費用
家を壊した時に行う登記費用約5万円、
前の抵当権が残ってたりした場合の
抵当権抹消登記費用約3万円程度、
合計10万円程度は建て替えの場合に
新築時以外にかかる登記代です。
抵当権抹消登記は借入がゼロの
状況であれば、自分でも出来ますので、
お手間じゃない方は自分で手続きを
しても良いです。銀行さんと話して
書類をもらって、法務局に2回行って
手続きを行うだけです。
8.まとめ
今回は家を建て替える時に必要な費用を
まとめてみました。
実際にはもっと色々かかるかもしれませんが、
特に金額が大きそうなもの、重要なものを
書いています。
冒頭にも書きましたが、建て替えの方は
土地の購入費用が要らない分、建物に
お金をかける事が出来ます。
その分、気に入った住宅会社を選べたり
仕様のグレードアップが出来たりすると
思いますが、上記に書いたように
家の建築費以外にかかる費用をしっかり
抑えておく事で、予算オーバーになる
ような計画をしなくて済みます。
①解体費用を安く抑えるコツ
②仮住まいの交渉術
③引っ越しの費用削減術
を参考にして頂いて、素晴らしいマイホーム
のご計画をして頂けたら幸いです!!
失敗しない為にも、是非いろいろな住宅会社さんの
情報をゲットして頂けたらと思います!!
ご質問は遠慮なく下記コメント欄に
書き込みをお願い致します。