家づくりの計画をする上において
必ず検討する「住宅ローン」
借入先や借入方法もたくさんの種類が
あり、住宅会社さんの言う通りに
借りる人も多いのではないでしょうか?
借入先を決めるときに一番気にするのが
『金利』ですよね?
金利、手数料の額、団信の手厚さ、
借りやすさ、給料振込、繰り上げ返済の
しやすさ等を考えて銀行を決定します。
その中でも一番重要と言ってもいいのが
『金利』そして、金利を大きく変えるのが
変動金利か固定金利かです。
2021年8月時点では
変動金利では住信SBIネット銀行さんの
サイトを見ると0.44%(さらに値引きあり)
でした。私が家を建てた時は変動金利でも
1%位でしたので、目を疑いたくなります。
全期間固定金利のフラット35の8月金利が
1.28%(質の高い住宅は▲0.25%)です
ので、変動金利の方がかなりお得に見えます。
実際に住宅金融支援機構が2021年4月に
調査した結果、変動金利を選択された方が
約70%となっており、全期間固定を選んだ
方はわずか11%となっております。
今回は変動金利と固定金利のメリットと
デメリット。そして、変動が合う人と
固定金利が合う人について書いてみます。
変動金利か固定金利か悩まれている方に
ご参考になる内容ですので、ご覧ください。
1.固定金利のメリットとデメリット
![](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/05/340235_s.jpg)
固定金利のメリットは借入時から
完済するまで、金利が変わらない
という事です。
金利が変わらないという事は返済額
が変わらないという事ですので、
月10万円が支払い額だったら
その返済額が最後まで確定します。
返済中に市中金利が上昇し、
その時点の借入金利が上昇した場合でも、
資金受取時に確定した借入金利で
返済を継続できます。
デメリットとしては変動金利に比べ
金利が高く設定されている事、
そして、住宅ローン返済中に
市中金利が低下していき、
その時点の借入金利が低下した
場合でも、資金受取時に確定した
借入金利で返済が続くことに
なるという事です。
2.変動金利のメリット・デメリット
![](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/05/4456352_s.jpg)
変動金利のメリットとしては
固定金利型に比べて適用金利が低いため、
金利上昇が無ければ、
返済額を抑えることができます。
また、金利が安い分、借入額を増やすことが
できる銀行が多いため、所得がまだ低い
若い層の方には有利となります。
変動金利のデメリットとしては
金利上昇があれば、返済額が増える事
また、急激な金利の上昇があった場合に
5年間は返済額が変わらない「5年ルール」
が用意されていますし、5年後の上昇も
1.25倍までと決まっているので、
支払えないというリスクの軽減措置は
ありますが、返済額が上限を超えた際、
元金の減りが遅くなることになります。
元金の減りが遅くなった分は、
次の返済額変更時に調整されます。
ただし、調整しきれない「未払い分」
が発生した場合には、最終返済月に
一気に返済しなければならない
という事になってしまいます。
3.固定金利が向いている人
![](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/05/4567851_s.jpg)
固定金利をおすすめしたい人
①35年かかってゆっくり返済したい人
②返済金額が同じ安心感が欲しい人
③金利はいつか上がると予想する人
④金利上昇に伴う支払額上昇リスクに
耐えられない人(返済負担率ギリギリ)
⑤金利を確認するのが大変だと思う人
(面倒くさいと思う人)
特に金利が上がって支払い額が増える
リスクに耐えられない人は固定金利が
おススメです。
わかりやすく書くと、固定金利で
月10万円は支払えるけど、変動金利が
上昇して月11万円になったら支払いが
苦しくなる人です。
4.変動金利が向いている人
![](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/07/346991_s.jpg)
変動金利をおすすめしたい人
①繰り上げ返済を頑張って
金利上昇リスクを抑える事が出来る人
②市場の変化で返済額が変わるのが
当たり前だと思っている人
③低金利はこのまま続くと思っている人
④金利が上昇したら元金を減らせる
資金力がある人
⑤金利は少しでも安い方が良いと
思っている人
です。金融市場の変化により金利が
変動するのは当たり前の事ですので、
変動金利の方が普通の借り方だと
思いますね!!
ちなみに、私も家を建てた時は
住宅金融公庫(現 住宅金融支援機構)で
借りる人が多かった時に銀行の変動金利
を借りました。私の場合は完全に①、
早く返したかったからです!
5.まとめ
![](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/05/861146-1024x670.jpg)
結局、金利がどうなるか先を読む事も
できませんので、どちらが得かは
誰にもわかりません。
ただ、どのように返済していきたいのか
によって多少は市場を読むこともできますし、
メリット・デメリットを知る事で、
リスクを減少させることもできます。
固定金利が向いている人、
変動金利が向いている人、
自分で考える事もできますが、
年齢や年収、住宅ローンの考え方等
色々とヒアリングをさせて頂くと
どちらが向いているのかFPには
わかりますので、住宅会社のFPでも
保険会社のFPでも良いので、
相談してみる事をおすすめします。