この記事を読めば、
住宅営業マンの常套句を知り、
相場よりも高額な費用を請求されたり
理想とかけ離れた家を建ててしまう
リスクを未然に防ぐ事が出来ます。。
ちなみに私はあんまり営業トークを
使わないタイプですが、
予想される営業トークをご紹介します!
マイホームって会社によって
商品も金額も違うし、
定価がある訳ではありません。
値引きしますと言われて、
なんだか得した気持ちがするかも
しれませんが、決して得をしていない
と考えた方が良いと思います。
ポテトチップスだったら、
コンビニより、ドラッグストア○○の方が
10円安かったとかあるかも
しれませんが、
家づくりにはそういう比較がないので、
判断が難しいと言えます。
うっかり乗ってしまいそうな営業マンの
常套句を書き出しますね!!
1.仮契約なのでとりあえず申し込みませんか?
プラン変更は出来ますから、とりあえず
というお話を営業マンからされると要注意。
仮契約をしないとプランが進められない、
仮契約をしないと見積もりが出せない
言われる事もありますが、
全て会社都合でお客様都合
ではありません・・・。
仮契約だからキャンセル出来るとか、
仮契約金は返金できるとか、
そういう話でうっかり印鑑を押すと、
キャンセルするのに
時間がかかったり、
揉めたりする事に
なりますので要注意です。
「仮契約」「仮申し込み」
そういう言葉には要注意です。
2.この土地、今決断しないと売れてしまいますよ。
このケースは本当に売れちゃう可能性も
ありますので、このトークが全て
悪い訳ではありませんが、
急かされて買うようなものでも
ありません。
本当に良い営業マンは
お客様の判断材料をしっかりご提示して、
判断をお客様に委ねる営業マンです。
例えば、
その土地をご決断する為に必要な材料
その土地にどんな家が建つのか
プランや配置計画、そして、いくらくらいで
計画ができるのか、資金計画。
そういう材料をしっかり揃えてくる営業
であれば信用できるのですが、
ただ決断を急がせる営業マンは
危険です。
「売れたら売れたで縁がなかったと
思います」
くらいの事を言っていいと思います。
どちらかと言うと、
「ご縁」が無かったのはその
土地ではなく、
営業マンの方かもしれませんね。
3.おめでとうございます!モニターに当選されました!
この場所はすごく目立つし、
広告宣伝になるので、
会社からサービス出来る立地です。
とか。
先日、申し込んで頂いたキャンペーンの
2等が当たられてます!
とか。
内覧会をしてくれたら100万円分の
オプションがサービスされますとか。
そういうお話はほとんど営業トークだと
思って間違いないです。
先にも言いましたが、家には同じものも
定価もありません。
チロルチョコ20円が10円で
売ってたというのであれば明確に得ですが、
家の金額は各社が決めているだけですので、
本当の値引きが何なのかよくわかりません。
4.今月、決算なのでお値引きします。
これもよくあるトークですね。
車の業界でもありますが、車の方がまだ
わかりやすいです。
その車のメーカー希望価格が
あって全国で同じ金額ですので、
そこからの値引きとなりわかりやすいです。
プリウスが300万円、
決算時だから270万円で買った。
30万円得したという計算が出来ますが、
家の場合、同じ商品のものが無く、
本当に3,000万円なのかすらわかりません。
3,000万円のものを今月決算だから
300万円引きますと言われても、
元々2,700万円のものを
3,000万円と言っている
だけかもしれませんので、要注意です。
5.○○キャンペーンが今月いっぱいです。
期間限定という言葉ですね!
今だから。今月中に。
●●日までに申し込んでくれたら
これだけお安く出来ます。
という営業トークです。
今月中だったら
ウッドショックの値上がり分を
何とか出来ますから。
というトークです。
何度も言いますが、
家のお値段はその会社が決めます。
裏話をしますが、
LIXILさん等のメーカーさんに
玄関ドアやキッチンのショールームを
見に行った方はわかると思いますが、
その玄関ドアに値札が付いてます。
営業マンが
「玄関ドアは30万円位の所から選んで下さい」
と言いますが、
お客様は「このドア素敵ね~」と言って
50万円と書かれた玄関ドアを選びます。
営業マンは
「○○様、20万円も上がりますが、
大丈夫ですか?」
と尋ねます。
お客様は「一生に一度だし、
玄関は家の顔だし、20万円アップでも
大丈夫です。他で削りますから」
すると、営業マンが、
「○○様にはいつもお世話になってますし、
20万円アップですが
1割引きにしておきますね。」
というと、お客様は
その営業マンに感謝してファンに
なっちゃいそうですよね?
でも、建設業界にいる人はすぐにわかる話なのですが、
その20万円はあくまでも定価です。
実際は玄関ドアのメーカーさんが、
住宅会社に提示するアップ額は
6万円~10万円です。
18万円も追加費用をもらった
住宅会社の利益率はとんでもないですよね。
大変言いにくい事ですが、
玄関ドアだけでなく全ての
商品でそういう事が可能になります。
常に定価で請求してくる会社は要注意です。
オプションだけで何百万円のアップ
なんて事になる可能性がありますので、
○○キャンペーンとか
に乗せられないようにしましょう。
6.低金利の今がチャンスです。
低金利の今がチャンスです。
消費税が上がる前がいいですよ。
住宅ローン減税、今は13年です。
住まい給付金がある今が有利です。
グリーンポイントは今だけですよ。
その時その時の制度を利用して、急がせる
営業トークです。確かにその制度を利用した方
が良い時もありますので、一概にダメだという
お話ではないのですが、それにより
焦って契約してしまったとか、そういう後悔
にだけはならないようにしましょう。
消費税が8%から10%に上がった時も、
上がる前に契約しましょうトークがありましたが、
10%で契約した方がお得な方も多かったです。
色々な制度も利用しないといけませんが、
それより、自分達にとってのタイミングを
重視するようが良いと思います。
7.銀行が貸す金額なので返せますよ
これは結構やばいです。
契約を促進するためのトークでは
ありませんが、
あまりお客様の事を考えていない営業マンの
典型的なフレーズです。
借入限度額を返せる金額と思っている営業マン
もしくは、思っていないくせに、
お客様に勧める営業マン。
本当に危険ですね。
お客様が無理なく払って行ける金額を予算と
するのではなく、銀行さんが貸してくれる
金額を予算として考える営業です。
こんな営業マンに当たったら何も知らない
お客様は将来苦労する事になる
可能性が高いです。
もちろんお客様も気づいて欲しい所ですが、
家づくり計画の時には金銭感覚が麻痺してる
事がありますので、なかなか気づきません。
でも、借入出来る額(借入限度額)を
「予算」だという営業マンは
信用できないと思って間違いないです。
8、まとめ
今日は住宅営業マンの
常套句集をまとめてみました!
営業マンって口がうまい人が多いので
気を付けないといけません。
口がうまいのが悪い事ではないのですが、
お客様に一番わかってほしいのは、
「家に定価はない」
という事。
値引きやキャンペーン、サービス品が
本当に得しているのか
わからないという事です。
私だったら、
「当社は一切値引きはありません。
どのお客様も同じ金額です、
他社様としっかり比較して
お決め下さればと思います」
という会社、営業マンの方がよっぽど
信頼できます。
間違いなく言えるのは、
家の値引きは信用できません。