今日は失敗しない中古住宅の見方
についてお話します。
中古住宅は新築住宅と違って、
色々と難しい事も多いです。
全てお話する事は出来ませんが、
これは抑えて欲しい!
と思う項目を挙げていきます。
もちろん、リフォームする事で
解決する事も多いです。
もちろん費用面も含めて検討する
必要があるのですが、
物件の例がある訳ではありませんので、
一般例としてお伝えします。
1.家が傾いていないか?
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家が傾いていたら、
そのまま生活する事が難しいし、
ジャッキアップといった傾きを
修復する方法もありますが、
工事費用が莫大にかかります。
傾いた状態で住むと、
不快感だけでなく、
平衡感覚がおかしくなり
頭痛やめまい、はきけ等の
健康被害にもつながります。
中古住宅を購入する際には
各部屋に傾きがないか、
調査する必要があります。
レベル測定器を使って本格的に調査する
方法もありますが、
不動産会社さんにもレーザー墨出器等、
簡単に調査する機械もあると思いますので、
物件見学の際には是非調査をお勧めします。
もっと簡易的な方法であれば
ビー玉コロコロ測定もありますよ!
その場合、
転がったからダメという事ではなく、
数個のビー玉が同じ方向に転がる。
その速度もチェックしてみましょう。
外部では基礎に大きなクラック(ひび割れ)
が無いかをチェックします。
家の傾きが地盤の沈下によるものであれば
ひび割れが発見できるかもしれません。
2.シロアリ被害がないか?
![](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/06/2493918-1024x853.jpg)
シロアリ被害とは直接関係ないのですが、
シロアリが心配でしたら
まずはその中古住宅の基礎の種類
をチェックしましょう。
簡単なチェック方法としては
べた基礎は床下を除いたらコンクリートで、
布基礎は床下を除いたら土が見えます。
ちなみにべた基礎よりも布基礎の方が
シロアリ被害に逢いやすい為、
しっかり確認する必要があります。
蟻道を見るとか、
床下に潜ってチェックするとか
自分で確認する方法もありますが、
シロアリに関してはプロの業者さんに
確認してもらう方が良いと思います。
今、被害があるのか、昔あったのか、
駆除できるレベルなのかも
一緒にチェックしてもらい、
被害があったら駆除費用、
被害が無かったら予防工事の
お見積りをしてもらったらよいです。
3.雨漏り被害がないか?
![](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/06/1927019.jpg)
雨漏り被害は自己申告で売主さんから
告知して頂く事項に入ってますが、
わからなかったという事もあります。
2階建てだったら2階の各部屋の
天井を見るとしみが出てたりすると
雨漏りの跡だとわかります。
外壁の雨漏りは室内の壁に
カビが生えていたりしていると
壁内の雨漏りの可能性があります。
目視でチェックする方法と、
赤外線サーモグラフィー等の
機械を使って行う方法とあります。
不動産会社さんが所有している
可能性もありますが、
一般的にはそこまで行ってくれない
と思いますので、心配でしたら
専門家に依頼すると良いでしょう。
雨漏り被害は修復可能ですが、
雨漏りの内容によっては
大きな修理費用がかかる可能性が
ありますので注意が必要です。
4.耐震基準はいつの基準か?
![](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/06/1503306-1024x772.jpg)
建築時期で耐震基準がわかりますので、
まずは建設時期でチェックしましょう。
1981年6月1日以降が「新耐震基準」、
2000年にも耐震性の基準の改正
がありましたので、
購入する建物が何年に建築確認申請を
出された建物かを確認してみましょう。
その後、耐震パネルの設置や
制振ダンパーの設置等、
建物の性能は年々良くなっております。
1981年より前の「旧耐震基準」の中古住宅
であれば耐震リフォームは必須と言えます。
5.再建築、増築が制限されている土地ではないか?
![](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/06/2395110-1024x772.jpg)
前面道路の問題や
市街化調整区域の問題、
色々な法律の変更により
再建築や増築が出来なくなっている
中古住宅だったら大変です。
建替えも出来ない、
売る時も安くしないと
いけなくなる可能性があります。
不動産会社さんから仲介してもらって
購入する場合は重要事項説明で
必ず説明してもらえますが、
個人間の売買の場合は危険です。
中古住宅の購入については特に、
個人間売買は避けた方が良いと思います。
6.告知事項がある物件ではないか?
![](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/06/477529-1024x845.jpg)
あまり文字にして書く事ではありませんが、
一般的に購入希望者の意思決定を
左右するような重大な瑕疵
(物理的瑕疵・心理的瑕疵)を指します。
その事を隠して契約すると
解約されたり損害賠償請求を
されたりする事になります。
こちらも不動産会社さんの重要事項説明には
しっかり記載されてますので、
事前に知る事が出来ますが
個人間取引の場合は注意する
必要があります。
また、説明はしにくいのですが、
告知しなくてもよくなる状態
となる事もあります。
特に心配な場合は隣家に聞いてみる
という方法もあると思います。
聞き方には要注意ですが・・・。
7.まとめ
![](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/05/4567851_s.jpg)
今回は新築住宅が良いか
中古住宅が良いかという
ポイントでは書いていませんので、
あくまでも中古住宅を購入する方に
最低限チェックして欲しい項目
を書き出してみました。
実際には中古住宅を購入して
リフォームやリノベーションを
したら新築と同じくらいの
費用がかかったというような事も
ありますので、
そのあたりは上記の
チェックポイントも参考にして頂き、
失敗しない中古住宅選びを
行って頂けたらと思います。
中古住宅のメリットとしては、
新築より安い、見て購入できる、
立地が良い事を選べる等
といった事があります。
田舎の方で古民家を買いたい!
とかそういう方も上記の項目を
参考にして下さい!