マイホーム購入を進めて行く中で、
気に入った物件が見つかり、
住宅ローンの審査を提出したら、
審査が通らなかったという人
もおられると思います。
審査が通らない理由や原因、
そしてその場合の対策、
対処法も含めてご紹介して行きます。
金融機関によって審査基準が異なりますので
すべてが当てはまる訳ではありませんが、
基本的な審査項目についてお伝えします。
また、万が一住宅ローン審査に
通らなかった場合の対処法も
書いておきます。
1.金融機関は住宅ローンの不承認理由を教えてくれない
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マイホーム探しで気に入った
物件が見つかると、住宅ローンの
事前審査を受けることになります。
事前審査が通れば、
手付金を払って契約を結び、
本審査を受ける事になります。
事前審査も本審査も不承認
となった場合、その理由は本人で
あっても教えてくれません。
ほとんどの金融機関は
「総合的判断です」となります。
どのような理由で不承認となったのか、
考えられる項目をお伝えします。
2.住宅ローンに通らない理由
![](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/07/1581362.jpg)
通常、住宅会社や金融機関窓口を通して
住宅ローン審査をお願いした場合、
各金融機関の基準に沿って確認して、
その基準に満たない場合は修正を
ご提案頂く事が出来ます。
その基準の主な項目は
- 勤続年数
- 返済負担率
- 完済年齢
- 健康状態
- 担保評価(物件が基準外)
その他色々あります。
例えば、年収、その他の借入も
含めての返済負担率だったり、
借入時年齢も考慮した
完済年齢だったりです。
上記については住宅会社の営業や
金融機関の担当者がヒアリング、
書類チェックで基準に合ってない
場合は指摘して頂けますし、
いきなり否決(不承認)となる事は少なく、
借入額の減額や借入年数の短縮という
条件で承認となる事も多いです。
但し、
インターネットで申し込みをする場合は、
いきなり否決となってしまう
可能性がありますので、インターネット
での申請は特に注意し、
基準に合っているかを確認しながら
提出する必要があります。
上記以外で住宅ローンに通らない大きな理由としては
- 信用情報が悪い
- 健康状態が悪い
- 物件が基準に合わない
の3項目となります。
①の信用情報については
過去に支払いの延滞がある、
破産をした事がある方は
審査が厳しくなります。
基本的には支払いの延滞は5年以内、
破産は10年間記録に残っています。
その問題が起こった金融機関に関しては
生涯その事実は残りますので、
20年以上前に破産した際に損害を
与えてしまった金融機関は審査が
厳しくなると思われます。
また、意外と知られていませんが、
クレジットカードを持っていない
・過去に作った事が無いという方も
「信用情報自体が無い」という事で
審査に通らないという可能性があります。
そういう現金主義の方も住宅ローン
を申請する際はクレジットカードを
事前に作り、一度お使い頂いてた方が
無難です。
また、信用情報に関してですが、
借入額を増やす事を目的に、
奥さんやご両親の収入を合算する事
があります。
その場合、連帯保証人・連帯債務者も
同様に審査されますので、
お一人だったら承認されてたのに、
連帯保証人・連帯債務者の信用情報で
引っ掛かるという事も考慮して下さい。
![](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/06/4841581_s.jpg)
②の健康状態については、
融資事前審査の際には提出しない
『団体信用生命保険』の『告知書』に
過去の病歴を書くのですが、
これに引っ掛かると融資は通りません。
告知書なのでウソも書けませんので、
過去の病歴で一般的な金融機関での
借入が厳しい方は団体信用生命保険が
唯一『任意』となっている
『住宅金融支援機構のフラット35』
をご利用されると良いでしょう。
最後に③物件が基準に合わないです。
住宅ローンの場合、担保評価で審査が
不承認となる事は比較的少ないです。
物件が基準に合わないというのは例えば、
市街化調整区域や保留地は基準外とか、
前面道路が私道が駄目とか各金融機関
の基準でNGという事があります。
こちらも事前に確認する事で
対応出来ますので、銀行さん選びの時に
住宅会社さんのアドバイスを
もらって下さい。
3.住宅ローン審査時に気を付ける事
![](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/06/4898343_s.jpg)
住宅ローン審査時に気を付ける事
ですが、融資事前審査を同時に
たくさん提出しない事です。
何も考えない住宅営業の人は
どこかで承認が出れば良いので
3社も4社も書いてもらって
提出する人がいます。
万が一、何かに引っ掛かって
4つとも否決となってしまった場合、
次の対策が立てにくくなります。
しっかりヒアリングをして、
信用出来る金融機関1社に提出
するようにしましょう。
4.住宅ローンに通らなかった時の対処法
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住宅ローンに通らない理由
で一番多い『信用情報』ですが、
自分の信用情報を取得する事が出来ます。
色々な審査期間がありますが、
ポピュラーなのは『CIC』です。
電話やインターネットから
の取得も可能ですし、
1,000円程度で取得出来ますので、
自分の信用情報を取得してみる事
をお勧めします。
ちなみに、過去に延滞があったかも?
という記憶があれば、
融資の審査を受ける前でも
取得してみると良いと思います。
信用情報を見ると、4年前に延滞を
続けてしまっていた場合でも、
1年待てば再挑戦できる事がわかります。
また、信用情報を確認する際は
申込者だけでなく、連帯保証人
・連帯債務者も一緒に調査する
必要があります。
cic https://www.cic.co.jp/index.html
5.まとめ
![失敗しない資金計画](https://myhome-note.com/wp-content/uploads/2021/07/2580779-1024x1024.jpg)
金融機関としては、
住宅ローンは貸したくて仕方ない
商品でもありますので、
しっかり相談して提出すれば
簡単に不承認という結果になる事
は少ないと思います。
但し、金融機関が貸す貸さないを
判断しているケースばかりではなく
『保証会社』が判断している
ケースも多い為、信用情報だけは
キレイにしておきたいものですね。
余談ですが、
私のお客様で住宅ローンが否決となり、
「絶対延滞していない、
ローン自体借りた事ない」と言われる
お客様がおられましたので、
信用情報を取得してもらいました。
そうしたら携帯電話の支払いが
遅れていたという方がおられました。
通話料はローンではないのですが、
携帯本体の費用が分割ローンという事
をご存じ無かったようです。
住宅ローンが通らなかった場合も
いろんな対応策で承認を得る事が
出来ますので、あきらめずに
順序立てて取り組んで行きましょう!!