土地を決める時に気を付ける事、
前回の記事で重要事項説明を
事前確認するっていう事は
書きましたが、そこまで行く前、
土地を決まる前に是非確認して
おいてほしいチェックポイント
をお伝えしますね。今回は土地代に
プラスして別の費用が
かかりそうな場合のご紹介です。
1.道路と敷地の高低差(高さ)が1m以上ある場合
土留めブロックは5段
(ブロック1段の高さが20㎝)
までとなっております。
それ以上の高さになると擁壁工事となり、
かなりの金額アップになります。
ブロックをつく高さと距離で金額を算出します。
ちなみに、道路と敷地の高低差が2m以上
の場合は工作物の確認申請が必要になり、
工事代+申請費用もかかり
更に割高になります。
土地の面積(擁壁の距離)によって
異なりますが、何十万円単位ではなく、
何百万円単位の工事費がかかる
可能性があるので敷地と道路の高さは
最重要チェック項目です。
逆に道路より敷地が低い、
近隣より敷地が低い場合も問題です。
洪水の時に水が流れてきたり、
造成費に費用がかかったり、杭工事が
必須になったりする可能性もあります。
2.境界が明確でない場合
境界が明確でない場合、
土地取引の際に出来ればご近隣さんや
道路境界を関係者が立会い、
確定測量をする事をおススメします。
これは費用がかかったとしても
将来的なトラブルを防止する為に必要です。
土地の広さや接する数にもよりますが、
50万円前後の費用がかかる可能性
があります。購入時の条件に入れて
もらう等、交渉してみる価値はあります。
*ちなみに境界の明示は売主さん
立会いの上、現地でココです、
ココですと確認するだけで
良いとなっている約款も多いです。
境界を明確にしておかないと、
後々、
ご近隣さんと揉めて住みにくくなったり、
裁判になったりする事もありますので、
十分お気をつけください。
特に、境界を明確にしておくと、
屋根が越境していたとか、
ブロックが出ていたとか
そういう事を未然に防げます。
3.準防火地域の場合
土地には建築基準法等で定められた
制限があります。
その中で「防火地域」や「準防火地域」
という地域に設定されている場合、
建築をする際に厳しい建築制限が
課せられる事になります。
木造の場合でも網入りガラスの採用
や軒裏の延焼を防ぐ材料、
屋根は不燃材、室内のプラスターボード
も2重張りにする等、
準防火地域に新築する際には
一般的な建築費の10%前後の追加費用
がかかる可能性があります。
ちなみに、
準防火地域は駅前とか利便性が高い所に多く、
便利な場所というメリットもありますが、
準防火地域かどうかをしっかり確認して
おくことで予算オーバーにならない
計画を事前に行う事が出来ます。
4.インフラ整備が行われていない
まずは上下水道が引き込まれているか。
引き込まれていなくても前面道路にあるか。
そもそも下水道のエリアか。
前面道路の敷地と道路の間に
雨水を流す側溝はあるか。
そういう所はしっかり確認する事が
大切です。特に、上水道が前面道路に無く、
50m先にしかないとかそれを自費工事で
行うとなると100万円も200万円
もかかる事もあります。
Point
- 上下水道は引き込まれているか
- 上下水道は前面道路に来ているか
- 下水道が来ていないエリアは浄化槽が必要
- 上水道が来ていないエリアは井戸が必要
- 敷地と道路の間に側溝はあるか
- 電柱、電線は来ているか
です。田舎の方で検討されている方
は特に注意が必要ですね!!
5.軟弱地盤のエリア
この説明は以前の記事でも
書きましたので割愛させて
頂きますが、建築会社さんにエリア
の特徴を聞いて、おおよその
費用を確認しておくことが大切です。
埋め立てのエリアか?元は田か?
そういう所も要チェックです!
土地探しは信用出来るプロにアドバイスを
もらう事が大切ですね!!
6.まとめ
土地を決定する際に気を付ける
ポイントをまとめました。
実際どうですか?たぶん、不動産会社さん
だけではわからない事もあると思います。
信用できる建築会社さんと一緒に
こういう大事なことはしっかり確認を
していきましょう。
土地が1,000万円+擁壁500万円なんて事
も普通に考えられます。安い土地を見つけた!
って思っても、そういう費用を計算すると
決して安くなかったなんてことも。
今回の注意点は是非、
押さえておきましょう!!
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