マイホーム新築時、特に注文住宅の計画時に
予算オーバーする事って多いと思います。
その時に住宅会社からの提案を真に受けて
しまって、支払いが苦しくなったりしない
ように、お客様目線と住宅会社目線での
お話を書いていこうと思います。
住宅会社側からすると、予算オーバー
になって他社さんに乗り換えられたり
するのが怖いので色々なトーク
(手段・方法)を持っています。
お客様側からすると、予算オーバーに
なっても一生に一度出しな~って
考えてしまい、当初の予算をあまり
考えなくなったりします。
一生に一度の買い物だからこそ、
大切にしたい『予算』無理の無い計画を
して行きましょう。
1.住宅ローンを増やして解決する
☺営業トーク
「借入を100万円増やしても2,700円増えるだけです」
「せっかくのマイホーム良いものにしましょう!」
☺お客様心理
「100万円予算オーバーしても2,700円?
一生に一度の買い物だし、多少はいいよね?」
となります。
実際は予算が100万円どころか、
金利負担まで考えると100万円以上
オーバーしてるのですが、
毎月の支払いで計算されるとまぁいっかと
いう心理になりますよね!!
気持ちも大きくなりますので、
気を付けましょうね!!
2.太陽光発電の売電を目当てにして解決する
☺営業トーク
「太陽光発電を乗せると、実質の支払いが減りますよ」
☺お客様心理
「今の家賃と光熱費を考えると太陽光で売電
出来た分くらい予算オーバーしてもいいよね!」
となります。
でも、売電が約束されるのは10年間だけ
ですし、実際の光熱費もわからない段階で
予算オーバーしてもいいという判断は
早いかもしれませんね!
3.住宅ローン減税を目当てに解決する
☺営業トーク
「住宅ローン減税で10年間(13年間)税金
が返ってきますので、大丈夫だと思います」
☺お客様心理
「10年後は給料も上がってるだろうし、
10年間乗り切れば大丈夫だよね!」
これは色々な捉え方がありますので
一概には言えませんが、住宅ローン減税
のメリットは実際大きいです。
ただ、家を建てると固定資産税も
毎年かかりますので、そういう支出は
頭に入れておかないといけませんね。
4.照明器具やオール電化のランニングコストで解決する
☺営業トーク
「照明器具も全部LEDなので電気代も下がりますし、
オール電化にしたらガス代がゼロになるから安心です」
☺お客様心理
「ガス代がゼロになって、光熱費が下がる
ならこれくらいの支払いは何とかなるよね」
となります。オール電化で設置する給湯器の
エコキュートは機械代も高いので、ガス
給湯器に比べたら買い換え時に費用が
高いです。確かに毎月の光熱費は下がる方が
多いかもしれませんが、買い替え時の
イニシャルコストまで考えないと
いけませんので、予算オーバーしても良い
という材料にはしない方が良いです。
5.家の面積を小さくして解決する
☺営業トーク
「家を小さくすると建築費が下がりますよ」
「この部屋は無くして良いのではないですか?」
☺お客様心理
「将来は夫婦だけになるんだし、
この部屋は無くてもいいかな?」
となります。
この考えはあながち間違いではありません
建築費を下げるのに一番手っ取り早いのが
家の面積を減らす事です。
ちなみに家の面積を減らす為に面積
縮小を検討をして頂くスペースは
①バルコニー
②廊下・玄関
③2階のトイレ
④一人一部屋の子供部屋
⑤床の間
ですかね・・・。収納とかを減らすと
あとで後悔する事につながりそうですので、
上記について減らす事を検討してみては
いかがでしょうか?
6.まとめ
営業マンは百戦錬磨のトーク術を
持っていますので、ここに書いたのは
ほんの一例です。
お客様の予算を増やすネタはたくさん
持っているはずですので、まんまと
乗らないようにして下さいね!!
あくまでも、マイホームの目的は
『家族の幸せの為』
予算オーバーになって大変な事に
ならないように、しっかり予算の事を
考えた計画をしていきましょう!!