マイホーム計画 ワンポイントアドバイス

賃貸派のリスク! 高齢者リスクはリスクが大きいです。

賃貸派vs持ち家派 

については以前も記事にしましたが、

今回は賃貸派の方に知っておいて欲しい

リスクをご紹介しようと思います。

え、そんなことになるんだったら

若い時に買っておけば良かったって

思っても遅いので、賃貸住宅の

高齢者リスクだけはちゃんと

ご理解頂けたら幸いです。

リスク① 年金から今の家賃を捻出出来るか?

厚生労働省の「令和元年度厚生年金保険

・国民年金事業の概況」によると、

会社員など厚生年金に加入している人の

支給額は平均で月額14万6,162円です。

この金額には老齢基礎年金も含まれています。

夫婦2人分の年金額について

夫サラリーマン・妻主婦の家庭では

平均20万2,211円となります。

個人事業主、自営業者の方は夫婦二人

併せても11万2,098円となり、

貯えが無ければ、かなり厳しい生活

になる事が予想されます。

いずれにしても、給料がある現役時代に

借りたマンション、仮に家賃8万円とした

場合に上記の年金から家賃を負担するのは

きわめて困難だと言えます。

とはいえ、安いアパ―トに引っ越す場合。

下記リスク③のように貸してくれないという

事になる可能性がありますので要注意です。

リスク② 長生きすればする程、住居費がかかってしまう

リスク①の延長のようなお話ですが、

賃貸住宅の場合、お家賃は死ぬまで

支払いが発生します。

仮に月々8万円のお家賃の所にお住まい

であれば、年間96万円となり、

60才~90才まで30年間で計算しても

約3,000万円の出費となります。

家賃や生活費にビビりながら生きていくのも

大変だと思いますので、賃貸派の方は

このリスクも頭に入れて頂けたら幸いです。

かといって長生きはしたいですし、

やっぱりお金は大事ですね・・・。

リスク③ お住まいのアパートが建替えになり立ち退きにあった

リスク①、リスク②のお家賃の問題ですが、

お支払いが可能な方には特にリスクにも

なりませんし、更新も自動更新ですので、

余程の事が無い限りは高齢になったから

更新しませんなんて事は言われないと

思います。

ただ、昔から住んでいるアパートが

老朽化して建て替える等、売主さんに

正当な理由がある場合は立ち退きの

請求が認められるケースがあります。

その場合、引越し代や家賃の数か月分を

お支払い頂けると思います。

ただ、年齢が80才位の時に立ち退きに

あった場合、次のリスク④のようなことが

考えられますので、注意が必要です。

リスク④ 高齢者になると契約を断られるケースがある

貸主さんにとって、高齢者にお貸しする

リスクが大きい事で入居時の審査で

お断りされるケースがあります。

高齢者に貸す事でどんなリスクがあるのか

ご紹介させて頂きます。

高齢者にお貸しするリスク

①病気、寝たきり、孤立死のリスク

特に孤立死となり、何日も見つからなく

ご遺体が腐乱したとかになると、

事故物件として、告知事項に当てはまる

可能性があります。

お部屋はもちろん、その賃貸住宅自体の

価値を下げかねないため、高齢者に

お貸しするのを控える家主さんも多いです。

②認知症のリスク

高齢者の方が認知症になり、

家賃滞納やご近隣トラブルに発展する

リスクがあります。また、認知症までは

なくても、忘れっぽくなって、

火の消し忘れによる火災の発生等の

リスクも考慮してしまいます。

③近隣トラブルリスク

生活習慣の違い、

ジェネレーションギャップ等

高齢者の方は他の入居者と

トラブルをおこしやすいのも

懸念点の1つとなります。

高齢者本人に悪気はなくても、

今の若い奴は!

ゴミ捨てのマナーもなっとらん!!

とか、怒り出す高齢者の方も

おられるので注意が必要です。

こういうリスクを回避するため、

高齢者の方には積極的に入居して欲しいと

思っている家主さんが多いようです。

まとめ

持ち家は資産ではないという一部の

意見もありますが、将来的に持ち家が

無く賃貸で暮らしていくにはさまざまな

リスクがあります。

もちろんお金さえあえば、年を取っても

現金で購入する事も出来ますので、

心配はいりませんが、お金が無い状態で

老後を迎えるのはリスクが大きすぎます。

また、高齢者の方が家賃を滞納したとしても

日本の法律では、すぐに出て行ってもらう

事が出来ず、裁判所で明渡しの訴訟を提起し、

裁判所の判決を待つ必要があります。

しかも、高齢者の場合は特に強制退去を

させにくいという現状もありますし、

お住まいの原状回復費用を徴収する事も

きわめて難しい状態になります。

このようなリスクから資金力の少ない

高齢者は賃貸住宅を借りるという事が

難しいと言わざるを得ません。

今回は賃貸派の方に気を付けて頂きたい事

をまとめてみました。

ずっと賃貸が良い!という方も貯蓄は

しっかりして、賃貸が借りにくくなった時

には中古マンションでも購入できる位の

資金はご準備されることをお勧めします。

とら太郎くん
とら太郎くん
ふくちゃん、賃貸住宅を借りれなくなる可能性が高いってはじめて知ったよ。
ふくちゃん
ふくちゃん
公営団地とかもあるけど、同じような方がたくさんいるからいつも入居できるわけじゃありませんからね!自己防衛策が必要です。

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